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メイクス技建株式会社の更新担当の中西です
さてメイクス技建の雑学講座~鉄則~
ということで、今回は、シーリング工事の鉄則 を深掘りし、長持ちする施工を実現するための重要ポイントを解説します♪
シーリング工事は、建物の隙間を埋め、防水性・気密性を確保する重要な工事です。しかし、施工が適切でないと「早期劣化」「剥離」「ひび割れ」などのトラブルが発生し、本来の性能を発揮できません。
シーリング材にはさまざまな種類があり、施工箇所や環境に応じて適切なものを選ばなければなりません。
シーリング材の種類 | 特徴 | 主な用途 |
---|---|---|
シリコン系 | 耐候性・耐熱性に優れるが、塗装不可 | 窓枠、ガラス周り |
ポリウレタン系 | 柔軟性が高く、塗装可能だが紫外線に弱い | 外壁目地、コンクリート |
変成シリコン系 | シリコンとポリウレタンの長所を併せ持つ | 外壁、屋根 |
アクリル系 | 低コストだが耐久性が低い | 内装の隙間補修 |
ポリサルファイド系 | 高耐久性だがコストが高い | 大型建築、橋梁 |
🔹 鉄則①:施工箇所に適したシーリング材を選ぶこと!
たとえば、外壁の目地に「シリコン系」を使うと、塗装が密着せず剥がれる原因になります。一方、紫外線が強く当たる箇所に「ポリウレタン系」を使うと、劣化が早まる可能性があります。用途に適した選択が重要です。
シーリング工事で最も重要なのが 「下地処理」 です。下地処理が不十分だと、シーリング材がすぐに剥離し、性能を発揮できません。
🔹 鉄則②:プライマーは必ず塗布すること!
プライマーは、シーリング材と下地の密着性を向上させる役割を持ちます。塗り忘れや塗布量が少ないと、シーリング材が剥がれる原因となります。
✅ よくある失敗例
💡 対策:
シーリング工事には正しい施工方法があり、それを守らないと早期劣化の原因となります。
シーリング材の厚みは、目地の動きに対応できるかどうかを決める重要な要素です。
🔹 鉄則③:適切な厚みを確保すること!
シーリング材を打ち込む際に、ボンドブレーカー(離型テープ)やバックアップ材 を使用し、2面接着を確保することが重要です。
シーリング材は、温度や湿度の影響を受けやすいため、施工環境を考慮する必要があります。
不適切な施工環境 | 問題点 | 対策 |
---|---|---|
雨の日の施工 | 密着不良、硬化不良 | 施工前に十分に乾燥させる |
気温5℃以下 | 硬化が遅れ、接着不良のリスク | 施工を避けるか、適正温度の製品を選択 |
直射日光下の施工 | 急速硬化によりひび割れの可能性 | 直射日光を避けた時間帯に施工 |
🔹 鉄則④:施工環境を整え、適切な温湿度で施工すること!
シーリング工事は、見た目も重要です。施工後の仕上げ処理を適切に行い、美しく、耐久性のある施工を目指しましょう。
シーリング材を均一に押さえ込むことで、密着性が向上し、剥離を防ぎます。
✅ ヘラ仕上げのポイント
🔹 鉄則⑤:ヘラ仕上げを丁寧に行い、美観と密着性を確保すること!
シーリング工事を長持ちさせるには、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
✅ 点検の目安
🔹 鉄則⑥:定期的な点検とメンテナンスを実施すること!
シーリング工事の品質を左右する鉄則をまとめると、以下の6つが重要です。
✅ 鉄則①:用途に適したシーリング材を選ぶ
✅ 鉄則②:プライマーを必ず塗布する
✅ 鉄則③:適切な厚みを確保する
✅ 鉄則④:施工環境を整える
✅ 鉄則⑤:ヘラ仕上げを丁寧に行う
✅ 鉄則⑥:定期的な点検とメンテナンスを行う
これらの鉄則を守ることで、長持ちし、安心できるシーリング工事を実現できます。適切な施工とメンテナンスを心掛け、建物の耐久性を維持しましょう!