オフィシャルブログ

メイクス技建の雑学講座

メイクス技建株式会社の更新担当の中西です

 

~季節と天候が命🌦~

 

11月は気温も湿度も下がり、外壁工事がしやすい時期。
実はこの季節、シーリング工事にもとても向いているんです。
しかし同時に、冬の入り口だからこそ“温度管理”と“乾燥状態”が大きなポイントになります❄️


🌤 気温と湿度がもたらす施工リスク

シーリング材は、化学反応によって固まる「硬化型材料」です。
そのため、気温と湿度が施工品質に直結します。

11月のような乾燥した季節では、湿度が低すぎると硬化が遅れることがあります。
逆に朝夕の冷え込みで結露が発生すると、密着が不十分になり剥離や気泡が起きることも。

このため職人は、施工前に壁面温度を測り、
「最低気温5℃以上」「湿度85%以下」の条件を確認してから作業に入ります。
地味ですが、これが品質を左右する大切なチェックポイントです📋


☀️ 日照時間を意識した工程管理

秋から冬にかけては日が短くなり、乾燥時間の確保が難しくなります。
特に外壁全体のシーリング打ち替えでは、1日の進行計画が重要。
朝は結露が乾くまで待ち、午後は夕方の気温低下を見越して作業を終える。

時間と気象を読みながら動く――これが職人の感覚的なスケジュール管理です。
「早く終わらせる」よりも「確実に仕上げる」ことを優先するのが、プロの現場の姿勢です🌇


🧱 冬前に済ませておきたい理由

11月中に工事を終えることで、建物は冬の雨や雪に備えることができます。
劣化した古いシーリングを放置すると、そこから水分が入り込み、
凍結→膨張→ひび割れという“凍害”が発生するリスクも。

つまり、11月の工事は防水の仕上げ時期とも言えます。
年末にかけて気温が下がる前に打ち替えを済ませておけば、来春まで安心して過ごせるのです。


🌟 まとめ

シーリング工事において「季節」は大きな要素です。
11月は、湿度と温度のバランスが最も安定し、施工品質が高く保てるベストシーズン。
建物を冬の厳しい環境から守るためにも、この時期の点検・打ち替えをおすすめします🏠